中央ライナー帰宅部
この春(2019年3月16日)のJR東日本ダイヤ改正で中央ライナーが廃止になります。
JR東日本的には特急昇格に伴う発展的廃止と主張していて、なんかポジティブで利用者にも良いことのようにしたいみたいですが、まあ要するに値上げですね。
もう十年近く前、都心勤務だったころ、西東京(要するに多摩)方面から通勤してきている人と、週に一度のペースで「中央ライナー帰宅部」と称して、ライナーに乗車してお酒飲んで帰っていました。
自分は勤務地が変わり、一緒に飲んでいた人はその後何度か行きつ戻りつして今また当時と同じ勤務地となり、そんなわけでもう5年は部の活動がなかったのですが、廃止の報に触れこのたび最後の活動をしてまいりました。
最初のころは350mlの缶ビール1本にピーナッツか何かのおつまみひとつを中央線ホームに上るエスカレータ脇の売店に行列して買っていましたが、やがて500ml缶になり、350ml缶2本になり、加えて300mlの日本酒小瓶を買ったことに始まって最盛期にはそれぞれ500mlの缶ビール2本に4合瓶の日本酒をシェアと言う陣容になっていました。呑み過ぎ。
当時は鞄に常におちょこサイズの紙コップが入っていたんですよね。
購入場所も駅構内の売店から職場近くのスーパーに変わり、そこで3パックよりどり幾らのおつまみセットを買う様になっていました。その方がお安いですしね。
今でも語り草になっているのがこの3パックおつまみで、あるとき時間が無かったので自分がお酒を、もう一人がつまみを買ってと役割分担して、いざ車内で今日の獲物を披露する段で、
Kさん(ごそごそ)「『あたりめ』と…」
Kさん(ゴソゴソ)「『さきいか』と…」
Kさん(がさごそ)「『ソフトさきいか』ですね」
僕「…全部イカですやん」
僕「と言うか、みっつのうちふたつがつまるところ『さきいか』ですやん」
なんてことがありまして。
買った方も急いでいて気づいておらず、二人で「これもイカ」「ずっとイカ」等と酔っぱらって沸点が下がった中、ウケながらずっとイカ喰ってましたよ。
以降「おつまみをみっつ買う」ってことになると、全部イカにしようとする悪癖が出来てしまい、最近の年末に恒例となったオッサン's旅はこの二人にもう一人加えた三人が常連メンバーなのですが、ひとりひとつおつまみ選んで～みたいな話になったとき、そのもう一人の人がおつまみにイカ系のものを選ぶと、残る二人もイカ系のおつまみを選んでニヨニヨ微妙にウケている、と言うメンドクサいオジさん連中になってしまいました。
可能なら『さきいか』系を二つ入れて。
中央ライナーの話ですね。
当時は主に特急かいじ用のE257系車両が充当されており、たまにあずさ用のE351系、極稀に183系と言うことがあったのですが、E351系も183系も既に運用を外れ、現在はE257系のみ、春以降の新しい特急「はちおうじ」は最近導入された新型車両のE353系で運行されるみたいです。
E257系も今後中央線を離れ『踊り子』に転用されるとのことですので、従って今回は中央線を走るE257系の乗り納めでもあるんですな。
当日の朝にえきねっとから東京発18:30の中央ライナー1号を予約。1号車の座席が指定されました。
スーパー等で事前にお酒とおつまみは調達しておいていざ東京駅へ。東京駅には少し早めに着いたので、用意したお酒と干物の他に串も数本購入。最後の活動、少し贅沢になりました。
中央ライナー1号は東京駅1番ホームからの発車、席がたまたま1号車でホームの品川方の端っこからの乗車だったのですが、まもなく廃止の為か撮り鉄数名がカメラを構えて待機していました。多分反対側も撮影する人は多かったんでしょうね。
中央ライナーは退勤時間帯の運行だからでしょうか折返し時間が短く、乗車後着席してビール缶を取り出すころには慌ただしくももう発車です。
暮れなずむ車窓を眺めながら、酒を飲みねつまみを食べ、昔話と近況報告等しながら小一時間、あっちゅう間に立川に到着しました。
今回は立川で二次会を予定していたのでそのまま改札を出ましたが、当時は八王子まで乗って横浜線に乗り換えての帰宅でした。
新宿からなら小田急線を使った方が近くて速いのですが、東京都心部から東京西部多摩地区までの移動にはやはり中央線が便利ですしね。
勤務地が余程劇的に変わらなければ都心から帰宅することももう無いでしょうが、特急八王子が運航開始したら一度は乗ってみようかと思います。
JR東日本的には特急昇格に伴う発展的廃止と主張していて、なんかポジティブで利用者にも良いことのようにしたいみたいですが、まあ要するに値上げですね。
もう十年近く前、都心勤務だったころ、西東京(要するに多摩)方面から通勤してきている人と、週に一度のペースで「中央ライナー帰宅部」と称して、ライナーに乗車してお酒飲んで帰っていました。
自分は勤務地が変わり、一緒に飲んでいた人はその後何度か行きつ戻りつして今また当時と同じ勤務地となり、そんなわけでもう5年は部の活動がなかったのですが、廃止の報に触れこのたび最後の活動をしてまいりました。
最初のころは350mlの缶ビール1本にピーナッツか何かのおつまみひとつを中央線ホームに上るエスカレータ脇の売店に行列して買っていましたが、やがて500ml缶になり、350ml缶2本になり、加えて300mlの日本酒小瓶を買ったことに始まって最盛期にはそれぞれ500mlの缶ビール2本に4合瓶の日本酒をシェアと言う陣容になっていました。呑み過ぎ。
当時は鞄に常におちょこサイズの紙コップが入っていたんですよね。
購入場所も駅構内の売店から職場近くのスーパーに変わり、そこで3パックよりどり幾らのおつまみセットを買う様になっていました。その方がお安いですしね。
今でも語り草になっているのがこの3パックおつまみで、あるとき時間が無かったので自分がお酒を、もう一人がつまみを買ってと役割分担して、いざ車内で今日の獲物を披露する段で、
Kさん(ごそごそ)「『あたりめ』と…」
Kさん(ゴソゴソ)「『さきいか』と…」
Kさん(がさごそ)「『ソフトさきいか』ですね」
僕「…全部イカですやん」
僕「と言うか、みっつのうちふたつがつまるところ『さきいか』ですやん」
なんてことがありまして。
買った方も急いでいて気づいておらず、二人で「これもイカ」「ずっとイカ」等と酔っぱらって沸点が下がった中、ウケながらずっとイカ喰ってましたよ。
以降「おつまみをみっつ買う」ってことになると、全部イカにしようとする悪癖が出来てしまい、最近の年末に恒例となったオッサン's旅はこの二人にもう一人加えた三人が常連メンバーなのですが、ひとりひとつおつまみ選んで～みたいな話になったとき、そのもう一人の人がおつまみにイカ系のものを選ぶと、残る二人もイカ系のおつまみを選んでニヨニヨ微妙にウケている、と言うメンドクサいオジさん連中になってしまいました。
可能なら『さきいか』系を二つ入れて。
中央ライナーの話ですね。
当時は主に特急かいじ用のE257系車両が充当されており、たまにあずさ用のE351系、極稀に183系と言うことがあったのですが、E351系も183系も既に運用を外れ、現在はE257系のみ、春以降の新しい特急「はちおうじ」は最近導入された新型車両のE353系で運行されるみたいです。
E257系も今後中央線を離れ『踊り子』に転用されるとのことですので、従って今回は中央線を走るE257系の乗り納めでもあるんですな。
当日の朝にえきねっとから東京発18:30の中央ライナー1号を予約。1号車の座席が指定されました。
スーパー等で事前にお酒とおつまみは調達しておいていざ東京駅へ。東京駅には少し早めに着いたので、用意したお酒と干物の他に串も数本購入。最後の活動、少し贅沢になりました。
中央ライナー1号は東京駅1番ホームからの発車、席がたまたま1号車でホームの品川方の端っこからの乗車だったのですが、まもなく廃止の為か撮り鉄数名がカメラを構えて待機していました。多分反対側も撮影する人は多かったんでしょうね。
中央ライナーは退勤時間帯の運行だからでしょうか折返し時間が短く、乗車後着席してビール缶を取り出すころには慌ただしくももう発車です。
暮れなずむ車窓を眺めながら、酒を飲みねつまみを食べ、昔話と近況報告等しながら小一時間、あっちゅう間に立川に到着しました。
新宿からなら小田急線を使った方が近くて速いのですが、東京都心部から東京西部多摩地区までの移動にはやはり中央線が便利ですしね。
勤務地が余程劇的に変わらなければ都心から帰宅することももう無いでしょうが、特急八王子が運航開始したら一度は乗ってみようかと思います。
