日帰り懐かし旅行

投稿者: | 2004/10/16(土)

夏の名古屋に引き続いて日帰り懐かし旅行に行ってきました。
今回の目的地は新潟、直江津と糸魚川の間にある能生と言う町です。

先日亡くなった父方の祖母の家がある、まぁつまりは親父の実家というか故郷にあたる土地です。
そんなワケで子供の頃、特に小学生の夏休みは毎年行っていたのですな。

東京からですと現在は上越新幹線で越後湯沢へ出て、特急に乗換て北越急行線を通り直江津、そして北陸本線と言うのが真っ当なルートになると思います。

昔は東海道(新幹)線で米原に出て北陸本線とか、高崎から信越本線で直江津迄出てとか、とかく不便だったと思います。新幹線って凄いなぁ

今回は往復共真っ当なルートを採用し、東京発の上越新幹線で越後湯沢迄出て、そこから北越急行ほくほく線を経由する特急「はくたか」に乗り直江津に、更に北陸本線に乗換て能生に至る、乗車時間約3時間半の行程です。

スタートは最寄りを7時半発のJR横浜線なので、朝は6時起きです。
前日終電間際まで飲んでいた為、嘔吐感を伴う最低の寝起きで二日酔いです。
馬鹿ですな、わし。

最悪の体調ながら支度をし、直前ギリギリ迄トイレにこもって出発です。
幸い雨は降っていませんが曇り空、天気予報はアテにならないようです。

東神奈川でJR京浜東北線に乗換、1時間程で東京駅に到着です。

この時分にはどうやら二日酔いも頭痛のみになり、むしろ空腹感が気持ち悪い状態。予定通り駅弁で車内で朝食とします。
東京駅で深川めしと富山のますの寿司を購入。深川めしの在庫が1個だったので、慌てて代替品選択したらますの寿司頼んでました。これから行く方角の名物を東京で買ってどないすねん。わし。

東京からは上越新幹線 Maxときに乗車、残念ながら1階の為車窓は堪能出来ません。今回はE1系車両が充当されていました。

越後湯沢までは乗車時間は約90分弱、駅弁を食し軽く一眠りすると到着です。
特急「はくたか」への乗換時間は10分、自由席目指して駆け出す人につられて走ってしまいましたが、結構余裕がありました。

乗換た特急「はくたか」は越後湯沢と金沢を、北越急行ほくほく線を経由して結ぶ特急です。JR東日本、北越急行、JR西日本の各社路線を走り、車両も各社が用意しています。今回はJR西日本681系車両が充当されていました。

この特急、北越急行線内は在来線の特急では、国内唯一で最速の160kmで運転しています。そしてこの区間はトンネルも多く、しかも新幹線の様な気密車体ではない為、しょっちゅう耳ツンして乗り心地は決して良いとは言えません。

また車体自体も気圧差の影響を受けていて、窓枠が内外に大きく動きます。
窓枠が何時はずれるか心配でとても落ち着けません。

「はくたか」に揺られること1時間で直江津に到着、北陸本線の普通電車に乗り換えます。この直江津駅がJR東日本の限界点で、ここから先の線路はJR西日本の管轄下となります。

直江津駅はそのスジでは有名らしい旨い駅弁のある駅で、お昼御飯もここで買い込みます。またまた押し寿司のお弁当と鳥弁。

今回は買いませんでしたが、季節変わりの幕の内や蟹弁なんかがオススメらしいです。跨線橋改札前の気っ風の良いおばちゃんが売り子をしているトコロで買いましたが、ホームにも幾つかお弁当の売り場があります。

美味しい駅弁の条件に、駅に競合他社がいることがあるそうなので、いくつか選んでみても良かったかも知れません。

直江津からは各駅停車の普通電車で30分弱程で目的地です。
沿線は北側に日本海が開ける絶景のロケーションなんですが、海岸線ギリギリまで山が迫った山岳地帯でもあり、途中長いトンネルに入ります。

能生の1駅手前の筒石駅はこの長いトンネルの中にある駅で、ホームがトンネル外壁にへばりつく様に設置されています。

途中下車しても面白かった鴨知れませんが、運転間隔が毎時1本以下の閑散線区で、降りて何が出来るワケでもないので通過。機会があればと言うことで。

能生駅には正午に到着。待合室で駅弁を食し行動開始です。

と言っても名古屋のトキの様に他に観光に適した場所があるワケで無し、目的の祖母の家とその周辺、近隣の海水浴場と巡ります。

車通りは結構あるモノの人通りが全く無く、寂れた感じがとてもします。
オンシーズンであれば近隣の海水浴場の客で、もう少し賑わうの鴨知れません。

町並みはいつ頃かは覚えていない最後に訪れたトキと、時間が流れていないのかと思うくらい全く変わっていませんでした。

大きく変わっていたのは海水浴場で、砂浜の砂がほぼ無くなって、護岸工事され階段状のコンクリの浜辺になっていました。
コレで海水浴出来るんだろうか。

海水浴場の脇に弁天岩と呼ばれる大岩が海から突き出ているのですが、架かっていた橋がコンクリの立派なモノに変わっていました。
大岩の頂上まで登ってみましたが、ここら辺は昔登ったときのままでした。
ただ海水浴場の反対側には、大きな漁港が整備されていました。

当初予定では当地に5時間程滞在するスケジュールだったんですが、流石にナニもないしで、3時間滞在して撤収しました。
幸い乗車変更で帰りの指定を繰り上げることができたので、往路と同じ経路で帰路につきました。

直江津で途中下車、お土産を探します。
ん~。大きめの乗換駅だと思うんですがホテルと住宅街しかありませんね。
つ~か駅の近場にコンビニすらありません。

しかたなく構内のキオスクでお酒を買い、電車の時間まで待合室でグッタリしていました。
能生駅といい待合室ってこう言うときにあるのね~、と実感する旅でしたな。

復路の「はくたか」もJR西日本681系車両でした。当初予定の便では北越急行の車両(但し色が違うだけ)に乗る予定だったのですが、まぁ仕方ないですか。

夕暮れの中長く伸びた車両の影が、田園風景に溶け込んで良い景色です。
トンネルを抜けてる短い間だけですが。

復路は十日町駅にも停車、越後湯沢駅では乗換が8分と往路よりタイトです。
人混みに巻き込まれない様に走りましたが、それなりに余裕があるようです。

復路の新幹線はリニューアル200系でした。

内装も相当変更されていて、客室入り口上部にLED表示板が設置されていたり、シートのモケットがカラフルなモノに張り替えられていたりします。

よくよく考えればリニューアル200系乗るの初めてなんだっけな。

平日なら帰宅ラッシュをやや過ぎた頃合いに東京駅に到着。
その後は疲れ果てながら帰路につきました。

今回は案外と「乗り鉄」な旅でした。

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