日本橋と容疑者xの水門

投稿者: | 2008/12/20(土)

先日昼休みに散歩した際に日本橋近くまで歩きまして、昼休み時間中にはちょっと遠くて到達は難しいので、一度しっかり訪れてみようかという話になりまして。で、それならと言うことで日本橋川を歩いてみることになりました。なんかタモリ倶楽部的なノリですが。
ヨメの写真が底をつきかけていたってのもありまして(^^ゞ。

スタートは都営大江戸線で春日まで行きまして、LaQuaのムーミンベーカリー&カフェに寄ります。
ここでお昼ご飯にパンとか買って、途中公園等で頂く算段です。

お店や東京ドームなどを写真に納めまして、JR水道橋駅付近から日本橋川歩き下りの旅スタートです。

ムーミンベーカリー&カフェ

まずは一つめの橋、三崎橋です。
結構な車通りもある片側1車線のありふれた橋です。

三崎橋

丁度この橋が架かっている地点が日本橋川が神田川から分流して始まるところ。写真の奥から手前右に神田川が流れ、手前左に日本橋川が流れていきます。上空の高速道路は向きを変え既にここから日本橋川に覆い被さり、ほぼ全流路が高速道路の高架下ということになります。

日本橋川

すぐ脇をJR中央線・中央緩行線の高架もかかっていまして、オレンジラインの中央線E233系電車もバンバン走っています。
このオレンジの電車とは後ほどまた出会うコトになりますが。

高速下の為若干薄暗い中、川岸を下流方向にテクテク。
出だし暫く新川橋までは川岸が遊歩道として整備されていまして、柵の下には鳥(鴨?家鴨?)のオブジェなんかもあったりします。
ベンチやイスも設置されていますので、文庫本かなんか持ち込んで日向ぼっこというのも良いかもしれません。実際そう言う風な方も結構見受けられましたよ。

高架下

さて川下に向かってグングン進みます。
流域には史跡類が点在するらしく、所々そういった案内の掲示とかがあったりします。掘留橋の右岸側には東京理科大学の発祥の碑なんてのもありました。

東京理科大学の発祥の碑

俎橋を渡り九段下に着く頃が丁度お昼頃で、サラリーマン風の方々OL風の方々の姿が増えてきました。皆さんお仕事中なのですな。お疲れ様です。
宝田橋を過ぎた当たりで日本橋川を離れ、皇居内堀へと出ました。
内堀の向こう側には武道館のタマネギも見えています。写真ではやや解りづらいですか…(^^ゞ。

皇居内堀

皇居内堀経由でちょっと遠回りとなってしまいましたが、パレスサイドビルの当たりで日本橋側に戻り、雉子橋を渡り左岸側を歩きます。
程なく一ツ橋、徳川御三卿の家名や、今は国立にある一橋大学の校名の由来ともなる由緒ある橋です。

一ツ橋

一ツ橋を渡り右岸側へ。続く錦橋で再び左岸側に渡りまして、神田橋手前。
遊歩道脇の広場の一角でお昼にします。買っておいたムーミンベーカリーのパンを食しました。
広場にあるバスケットのハーフコートでは3on3している若者がいたり、ベンチで新聞や本を読んでいるサラリーマン風の人がいたり、案外人が一杯いてびっくりしましたよ。

ムーミンベーカリーのパン

食後少し休憩しまして川歩き再開。
神田橋を渡り右岸側、経団連会館や日経ビルのある通りを歩き、鎌倉橋を渡り再び左岸側に渡ります。
鎌倉橋はJR山手線の内側では最後の橋になります。

鎌倉橋

外堀通りを建物越しながら日本橋側に沿うように東へ歩くとJRの高架が。
JR中央線のオレンジ色の電車も再び目の前を走っております。

オレンジ色の電車

山手線、京浜東北線、東北上越新幹線も走っているので、やたらと幅の広い高架をくぐるとすぐが新常盤橋です。
JRの高架のすぐ横なので、新幹線の車両も近いです。

新幹線

新常盤橋を渡り右岸側を歩くと、常盤橋公園に出ました。
常盤橋門址の碑や石垣などがあり、歩行者専用橋の常磐橋が架かります。

常盤橋公園

この常磐橋を左岸に渡りまして、暫く歩くと常盤橋(字が違う)。左手は日本銀行本店です。
この常盤橋の中程からは日本銀行の建物の全体が丁度良く見えます。

日本銀行本店

その後一石橋、西河岸橋と渡り日本橋川を下っていきますと、本日のメインの目的の一つ、日本橋に着きました(^_^)。

日本橋

日本橋は日本の道路の起点となり、道路元標が埋め込まれその上空にもそれを示す道路元標地点の案内が建っております。
高速高架の間に立っているので周囲からはわかり辛いですけど。

道路元標地点の案内

この辺りは百貨店が多く人や車の往来はかなり多いです。観光客も多いのでカメラをあちこちに向けていても怪しまれることはないですが(^^ゞ。
日本橋左岸側には三越本店新館が。
クリスマス商戦真っ直中のため、それらしくラッピングされておりました。

三越本店新館

江戸橋を渡り右岸側を歩きまして鎧橋。
ここいらは日本橋兜町、日本の経済の中枢です。土曜日と言うこともあり閑散としておりましたが、こちらが東京証券取引所。
証券会社の建物もあたりには多いです。

東京証券取引所

茅場橋を渡ったところでちょっと休憩、コーヒーショップで温かいコーヒーを頂いて一休み。川沿いばかり歩いていたのでとても体が冷えてしまいました。風が冷たかったですねぇ{{ (>_< ) }}。

湊橋を渡ります。

湊橋

茅場橋との間で高速道路の高架は向きを変え、日本橋川に青空が戻ります。
と言っても日本橋川はあと少しの距離しかありませんが…。
湊橋から茅場橋の方を見ますと、右の方に高速の高架が向かっていますよ。

日本橋川に青空

湊橋から左岸側を歩きますと、日本銀行創業の地の碑が。
周囲は川岸に道路との間の狭い土地に民家が、そして碑のある場所にはどでかいマンションが建っておりました。
偲ばせるものはナニものこっておりませんねぇ。

日本銀行創業の地

そして遂に豊海橋、日本橋川に架かる下流川最後の橋です。

豊海橋

豊海橋から隅田川の永代橋を見まして、左から奥に隅田川が流れ、手前から日本橋川が合流します。

隅田川

日本橋川歩き下りの旅はここでゴールです。
11時半スタートの旅は15時半ゴール、途中お昼や休憩を挟みつつ約4時間で走破しました。念願の日本橋を訪れることも出来ましたし、意外と見所も多くて大変おもしろい旅でしたね。疲れもしましたが(^^ゞ。
ぃゃぃゃお疲れ様でした。

さてここからは本日第2部「容疑者xの水門」の部です。

日本橋川歩き下りの旅のルートを確認している際に、水門の様な構造物の記載に目がとまりまして。
先日11月29日放送の「タモリ倶楽部」で「水門&ガーファンクル」と言う『水門鑑賞クルージングチーム』と共に方々の水門を見てまわる回がありまして、ここいらはその時のロケ地にひょっとしたら入ってないかと思ったのですな。
そしてその時出演していた水門の専門家の方が、とある水門をさして「映画容疑者xの献身に何度か映るんですよ」的なことを言っていて、嫁共々激しく反応してしまったのでした。

慌ててその時の内容を調べたトコロ、問題の水門が近くにあることが判明。
またパンフを持ってきて確認したところ、何度か映る橋が清洲橋というコトもバッチリ書いてあり、そう思って調べると近辺に撮影地と思われる箇所がいくつか見つかりました。

日本橋川歩き下りの旅の終点からはさほど遠くはありません。
これはもぅ行ってみるしか(^_^)。

清洲橋

そんなワケで清洲橋。
永代橋を渡り隅田川左岸を上流に向かって歩くこと暫し、ちょっと時間はかかりましたが清洲橋に到着です。

清洲橋

この橋の「容疑者xの献身」で湯川学と石神哲哉が渡ります。
どちら側の歩道かはわからなかったのですが、上流側の歩道をカメラに納めます。こちらの方が前後のシーンを考えると自然と思われるのですな。

そして隅田川を左岸に渡り階段を降りますと、ソコも映画の撮影地。
奥の階段上に内海薫、ヨメが座るベンチに花岡靖子と湯川学が座る終盤のシーンがココです。
もっともベンチは撮影用に用意されたモノのようです。嫁が座っているベンチは殆どパイプだけの簡易ベンチでした。

ベンチ

そしてこちらもベンチ。
隅田川右岸の高速道路高架下にあるベンチで、同じモノがいくつか並んでいます。
周辺はブルーシートハウスが並ぶ場所で、周辺と共にこのベンチが映るシーンは重要なシーンです。

ベンチ

新大橋を渡り隅田川の左岸に向かいます。
下流側を見渡すと遠くに清洲橋と、高架下のブルーシートハウス群が見えます。
これだけでも結構な距離を歩いてますね。

高架下

そして最後に問題の水門。新小名木川水門に到着です。

この水門が映るのは水門のそばにやはり撮影地があるからですが、こちらの撮影地はカメラに納めてババンと公開してしまうのはマズそうです。

タモリ倶楽部ではタモリさんと水門&ガーファンクルの面々が乗った船は、この写真ですと手前側から奥に向かって進んでいっておりました。

新小名木川水門

容疑者xの水門の部もここでゴールです。
既に日本橋川歩き下りの旅で結構疲れていましたが、なんとか予定していたコースを歩ききりました。
ロケ地巡りなんぞこれまでしたこと無かったですが、いろいろと発見もあり面白かったですよ。

この後は清澄白河駅から都営新宿線、都営大江戸線と乗り継いで新宿に出まして、ロマンスカーでぐったりと帰宅。

今日一日で2万8千歩も歩いていたようです。ぃゃホントお疲れ様でしたな。

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