昨年秋公開の映画「ガリレオ 容疑者Xの献身」の原作となった同名の小説。
家にあるガリレオシリーズはこれが最後の1冊。
劇場版公開後に度読んではいるのでどうしようかと思ったんですが、まぁ他に読む本が家になかったので再読することに。
劇場版鑑賞時から前回読了時にも感じていたのですが、どうしてこぅ日本人が書いた「探偵役」は「トリック」を「誰か」に語りたがるのだろうか。
語ったが故にミステリとしての様式美というか情緒が破綻してしまっていて、すっきりしない仕上がりになってしまっているのですね。
秘すれば花。
日本人こそ日本の情緒を尊んだ作品が描けないものかと。
霞ヶ関発21時台の。
まぁなんだ。落ち着いて読書する時間なんだよ、きっと。