諏訪大社参詣2019

投稿者: | 2019/07/27(土)

泊まりの旅行の朝は早くに目が覚めてしまいます。
遠足の日の子供の様に興奮しているのもあるのでしょうが、おそらくより現実的には呑みすぎて二日酔いだったり、そこまで至らないまでも寝ている間に水分不足になって、まずはまずは喉が凄く乾いて起きてしまうんですよね。寝る前にチェイサー的に十分に水分とっている場合は今度はトイレで起きてしまいますし。

と言う訳でやっぱり結構早めに目が覚めてしまいました。おはようございます。
今回はトイレが我慢できずに起きてしまいました。トイレに行く過程で脳も体も薄らぼんやりと覚醒してしまうので、こうなると二度寝もままなりません。

まあ旅先で朝早いのは悪いことではないので、心身ともにスッキリと目覚めさせる為の恒例儀式として、早速朝風呂に入ることにします。
朝の景色を眺めたかったので展望露天風呂へ。同じ様に朝早い人が既にいました。ただ洗い場が足りない程の混雑ではありません。

朝の諏訪湖の眺めは明るく爽やかで心地いいのですが、背景の空には怪しい色の雲が一面に垂れ込めています。
まだ雨は降っていない様ですが多分降るよね、これ。というか路面は夜中に一回ダダ濡れになって、乾き始めている様子が見て取れます。

お風呂を済ませましたのでもう必要ないもの等軽く荷造りも済ませ、朝ごはんのバイキングに向かいます。
ちょっと早く朝ごはんの会場前についてしまいましたが、既に数人が並んでいました。皆さん朝早いんですな。

伊東園ホテルズのお宿は朝ごはんもバイキング形式ですが、普段から朝は食が細い方なので、夜にも増して取り過ぎに注意しなければなりません。
いつもの定番はご飯にお味噌汁、おかず類がハムエッグ的な取り合わせになる様ハムとかソーセージとかとスクランブルエッグや温玉、梅干しも小粒なら5~6個位取るでしょうか。
相方が肉っ気たっぷりでパスタなんかもこんもりのパン食なのと比べると、皿の上の取り合わせが対照的かもしれません。
朝ごはんは所定60分なのですが、流石にそんなに時間かかるほど沢山は食べないので、半分の30分で切り上げました。他の皆さんも早い人だと15~20分位でご飯済ませて帰ってますしね。ごちそうさまでした。

さて当初のざっくりとした予定では9時を過ぎてからのチェックアウトを予定していたのですが、天候が崩れることを危惧し早めの行動開始をしようと言うことになり、食後すぐに支度を開始し出立することにしました。
チェックアウトは鍵を返して精算書類をもらうだけ。一晩お世話になりました。

どっちかと言えばこれから雨が降るとは想像しにくい、陽射しのある夏らしい暑いお天気なのですが、風は少し強いです。
上諏訪駅へは昨日の行程の逆を辿ります。青春18きっぷは日が変わりましたので新しく押印、上諏訪駅の改札を入ります。跨線橋を渡って2番線、駅に到着して直ぐに松本行きの普通電車がやってきました。
5分程の乗車で下諏訪駅に到着。まずはこちらより諏訪大社の下社春宮を目指します。

改札を出て左手、NewDaysのある待合室の外にコインロッカーがありました。昨日と同じく手荷物のみの軽装にして宿泊用の大荷物は預けます。
随分と昔に下諏訪駅には訪れたことがあるのですが、駅前は一部整備された様で少し趣が変わっていました。おしゃれげなパラソルベンチのある芝生広場は昔なかったと思うのよね。今日は強い風がふいてるのでパラソルにおしゃれさを感じる余裕はあまりないですが。

支度を整えて下諏訪駅から駅前の通りを北進、丁字路を左折して春宮大門交差点を目指します。
幹線道路なのか通行量が多い道で、歩道も広くはなく一段上がっているだけでガードレールが無いので、ちょっとした怖さがありますね。まだ午前中だからなのか、観光客は車で来るからなのか、人通りもありません。

春宮大門交差点には大きな鳥居があります。ここからが参道ということでしょうか。しかしこの鳥居は車道にかかり車が通る用で歩行者が通ることは想定していない雰囲気です。
しかし写真を撮ったりしていたところ車の流れが途切れるタイミングがあったので、慌てて一礼して鳥居の隅の方をくぐりました。こんなんでご利益ありますかな。
暫く大門通りを北へ歩きます。ゆっくりとした微妙な上り坂になっています。じんわり汗ばんできます。やがて下馬橋が見えてきました。ここまで来ると諏訪大社下社春宮はもう少しです。

道路脇の手水舎でお清めをして階段を登り一礼して鳥居をくぐります。諏訪大社下社春宮です。境内も拝殿に向かってまだまだ登っています。
入ってすぐに社務所が見えましたのでこちらでまずは御朱印を頂戴いたします。その後拝殿でお参り。
境内は多くの人で賑わっていました。バスか車で訪れたのでしょうか、やっぱり駅から徒歩で訪れる人は少ないんでしょうね。

お参りの後境内から砥川の方に降りる道を通って浮島神社へ。こちらをお参りの後、砥川を渡りまして万治の石仏をお参りします。
近くに立て看板状に由緒書きとお参りの作法が掲出されており、これに倣ってお参りをするのですが…。周囲の農地はどなたかの私有地ということで注意書きもあるのですが、石仏の周りを念じながら回るときになんか勘違いしたのか全く目をつぶって回ってしまい、石仏にぶつからないか農地に踏み入らないか、お願いごととは別のことで頭がいっぱいでした。
因みにときどき薄目をあけてカンニングはしていました。ただこれだとご利益は期待できないのかも。

お参り後は砥川を渡って戻らずそのまま通りにでます。その口の部分には岡本太郎の石碑が建っています。石仏を見て感動した氏の筆による石仏の文字が、石碑として記念に建てられているもので、こちらの由緒についても併せて掲出されていました。
ちょっとの間に見どころがたくさんありますね。

我々はこのまま道を徒歩東進して、旧中山道の道を諏訪大社下社秋宮に向かいます。
この道も歴史ある古い道らしく、一里塚等の史跡やお社、旧邸が多くあります。一方で町工場的な建物や現代的な建築の民家も建ち並んでいて、そのコントラストが見ていて面白いですね。
道中緩やかな上りと下りを繰り返し、湯田坂と言うかなりの急坂を上ると、諏訪大社下社秋宮が見えてまいりました。急な上り坂でしたのでここでもう汗だくです。

鳥居前が広めの駐車場になっているのですが、大型の観光バスが停まっていました。
道路向こうのお店の駐車場も自家用車でいっぱいですから、やはり多くの観光客は車で訪れるのでしょうね。

手水舎でお清めの後一礼して鳥居を潜りまして境内へ。入ってすぐに社務所がありましたので御朱印から頂戴しました。
社務所の前はお祓い所となっているのか、お祓いを受ける車が停まっていました。これが結構車高の低い走り屋系の外車だったんでびっくりしたのよね。
境内中央には大きな神楽殿があってお参りの列があります。並んでお参りした後に拝殿の向こうに歩みますと、拝殿があってお参りする人の姿が。なんか間違ったかな。

境内をぐるっと見て回りまして再び鳥居から退出してきました。
諏訪大社四社巡りも果たしましたし、午前中早い段階で目的を達成してしまいました。

昨日も今日も歩き続けてアンヨにダメージが来ているので、どこか一休みできるところをと周辺のお店を探しましたが、開いていないか混んでいるか現金しか使えないかでなかなか良いところが見つかりません。
結局とぼとぼと秋宮前の国道142号の坂を下り始めました。途中食彩館等にも寄ったのですが、朝ごはんはしっかり食べているので、お腹が減っているわけではないんですよね。
カフェ的なお店があればと駅に向かいつつもフラフラしていましたが、そうこうするうちにパラパラと、ついに雨が降ってきてしまいました。まだ本降りじゃないけどこれはどうかな。止むかな止まないかな。

下諏訪駅に到着、待合室で掲出の地図とかを確認していましたが、その隣の時刻表が目に止まりました。
11時22分発の電車が高尾行き、乗ってしまえば一気に東京です。既に当初の予定は果たしましたし、台風が近づいてきていて雨まで降り出しました。
どうすべ、とも思いましたが今回の旅は降雨コールド、撤収することにしました。

そうと決まればロッカーから荷物を回収、NewDaysで車内用のビールとおつまみを購入して、改札を入りました。
程なくして高尾行きの普通電車がやってきました。今更ですがやっぱりロングシートです。車端部の端の方の席に座れましたので、ノンビリお酒を呑みながら帰路につきました。
途中小淵沢駅に差し掛かったあたりでそれこそバケツを引っくり返した様な猛烈な雨が降り出して、帰り始める判断がまだまだ遅かったか、と焦りましたが、その後は普通の土砂降り。大月駅を過ぎる辺りでは重苦しい雲は変わらないものの雨も止み、長駆乗車で高尾駅まで戻ってきました。
見慣れたオレンジ色の電車で八王子駅に移動し、早く帰り着いてしまいましたので遅いお昼ごはんと打ち上げを兼ねて呑んでおりました。

お疲れさまでした。天候は残念でしたが旅の目的は果たせましたし、何より楽しい旅でした。

https://rapturous.blue/~altarf/rail/trplog/seishun18/suwataisha2019.html

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