名古屋

投稿者: | 2004/07/18(日)

いってまいりました。名古屋。

親父が所謂転勤族だった為、小学校卒業迄を名古屋で過ごしたのですな。
実に約20年ぶりにその大地を踏んだワケです。

正に「やっとかめ~」。

さて10:33に到着した我々は地下鉄東山線に乗換えて池下駅へ。
まず最初の目的地は「きしや」、きしめんを食べに向かいます。

開店直後に行った為他に1組客が居るだけ、結構空いていました。
お昼時には混み合うでしょうから良い判断でした。

食したのはカレーきしめん。
何故本場でわざわざカレーと言う気もしなくはないですが、美味しいから言うことナシです。柔らかいが腰のある平めんをつるつると頂きます。

腹が減っては戦は出来ぬ。ならば腹ごしらえした後は。
名古屋城へ行ってみました。

地下鉄東山線を戻り栄駅で地下鉄名城線に乗換え、市役所前駅を下車徒歩数分。
城のお堀にそって歩くとみえてきました。色とりどりの幟が…ん?。
城内敷地に立てられた体育館で、折しも名古屋場所開催中でした。なるほど町中に力士の姿が目立つはずです。

駅から城内へ向かう一団が名古屋場所観戦に向かうのと別れ、東門から二の丸を抜け天守閣を見学します。

名古屋城天守閣は昭和20年戦火で焼失、その後「外観復元」され現在は博物館相当施設として運営されています。
つまりココ、鉄筋コンクリート5階建て4階までエレベータ完備、なのです。
5階天守閣展望室には御丁寧に冷風機まで完備しています。

展望室で涼みながら小物のお土産を購入し、次の行動を検討。
早めに今回の主目的を済ませようと言うことに。

再び地下鉄名城線に乗り金山駅で下車、名鉄本線に乗り換えます。
2両編成の普通電車に乗り、豊橋方面へ。

途中急行に接続する為堀田駅で下車します。
この堀田駅は、かかりつけの耳鼻科があり週3回は通ったのです。

ホームの風情は当時と全く変わらず、大変懐かしくてはしゃぎ回ってました。
乗換時間の都合でホームに居るだけでしたが。

そうこうするウチに乗り換える急行電車がやってきました。
名鉄7000系、パノラマカーと呼ばれる名車両です。
前面展望、2階運転席。関東では小田急ロマンスカーで採用されたスタイルの正に先駆けとなった歴史に残る車両です。

残念ながら前面展望は座席が空いてなかったので断念。
暫し昔眺めた車窓の景色を堪能します。沿線の景色は余り変化無い様子。

昔はもっと時間かかっていたつもりがあっという間に到着。
次の停車駅は鳴海駅、ここで再び普通電車に乗り換えです。

ココまで来ると子供時分、自転車で徘徊するギリギリ行動範囲内でしたし、通院時にも乗換えで利用していたので、全てが懐かしい風景です。
複々線化の為駅のワキで建設中の仮駅と高架を除けば…。

鳴海駅で暫く待ち乗換え。最終目的駅、二つ隣の有松駅へ。

…ドコだココは。…変わりすぎとる(T_T)。

近年それまでの相対式ホームに各々駅舎があったカタチから、橋上駅舎に改修されたのはその手の趣味サイトで知っていたのですが…。

駅前バス乗り場がロータリーになっとる。しかも大規模マンション(非高層)建設中で駅前の景観が全く変わっていて、昔の風景が思い出せない程に。

反対側も国道1号に続く道を建設中で、よく行った本屋さんは取り壊され資材置き場になっていました。

後で知ったのですがここら辺は大規模再開発工事の真っ最中らしいのです。
むしろ今来ておいて正解だったと言うことでしょうかねぇ。

当初予定の通りココまで来た以上、当時住んでいた団地に行きます。
当時と同じように名鉄バスが団地までのバスを運行している様子なので乗車。
これまたあっという間に到着です。

…誰もいない。

管理事務所のある11階建ての建物の前に少しスペースがあるのですが、誰もいない様子。昔はここで子供達が遊び回っていたモノなんですけどねぇ。

ぐるりと一周してみますが、誰とも会わないので寂れたと言うか、もの悲しい雰囲気がします。そう言えばスーパーのシャッターが降りています。3連休中日とは言え閉まってるかぁ。

さておいらは最初、この管理事務所のある11階の建物に住んでいたのですが、後に「団地内グラウンド」のそばの別の建家に引っ越しています。
そちらの方も見てみようと言うことで、団地内を歩いてみます。

…やはり人が居ません。が、大体事情が分かりました。
あちらこちらに黄色と黒のストライプの柄のフェンスが立てられています。
どうやらあちこちで取り壊し工事が行われる様子です。

まぁこの団地はおいらが生まれる15年前に完成、つまりそろそろ半世紀を迎えようかと言う、良く見てみると廃墟感たっぷりの古い建物ばかりなんですな。

帰って調べると立替工事が今後10年かけて行われるとか。
やはり今来ておいて正解だったと言うことでしょうかねぇ。

あまりに人っ気がないのも寂しいので、気を取り直してかつての通学路を通って、昔通っていた小学校へ行ってみます。

竹林の中の砂利道も今は舗装され、うっそうとした竹林は駐車場に姿を変えていました。遮るモノのない直射日光がココロにも突き刺さります。

……。

流石に20年の月日は重く、小学校も全く面影無く様変わりしておりました。

かつてグラウンドだった場所に体育館と新しい校舎が建ち、入れ替わりに体育館と旧校舎が無くなってグラウンドになってました。

この門の両脇に桜の木が覆うように列んで、入卒の時に通ったんだよなぁ、と感慨にふけるかつての正門も今はグラウンドの通用口。
その向こうでサッカーの試合が行われていました。

一応の旧懐の旅を終え、小学校からは直ぐなので歩いて有松駅前に戻りました。
続いて線路の向こう、名鉄本線と国道1号線の間の旧道を歩きます。
この一帯は古い町並みの景観保存が行われており、カメラを片手に町並みを撮影しながら東に向かいます。

国道1号を越え暫くして辿り着いたのは「桶狭間古戦場伝説地」、織田信長が上洛する今川義元を急襲し討ち取ったとされる古戦場跡で、現在は日本庭園風の公園として整備されています。

まぁココは微妙に名古屋市内ではないんですが。

木陰で一服し最寄り駅となる中京競馬場前駅へ。

たまたま競馬の開催日に重なり急行が臨時停車するそうで。直ぐにやってきた急行に乗って新名古屋駅まで、そこから再び地下鉄東山線に乗り換えて栄駅へ。

このへんが名古屋の繁華街です。

晩御飯には少し時間があるカンジだったので、名古屋の名物のひとつテレビ塔を制覇します。
地上約 90mに位置する展望室と、そこから階段で展望室の屋上バルコンから、その眺めを堪能します。特にバルコンは鉄格子とフェンスで囲っただけの、吹きっ曝しの屋上なので高いトコ好きにはオススメです。

さてこのテレビ塔、エレベータ周囲の螺旋階段が解放されていまして、この階段で展望室まで登り降りできます。流石に今回は挑戦しませんでしたが、健脚に自信のある方は挑戦してみるのも一興かも知れません。

晩御飯は猛暑で名古屋と言うことでうなぎ。「ひつまぶし」です。
地下鉄栄駅から一駅名古屋駅方面に戻って伏見駅で下車。さらに名古屋駅方面に歩きます。徒歩5分てコトだったのですが…、案外遠くてぐったりです。

お店の方は電気が無い時代から建ってます、と言った風情の建物で、土間風のトコロで頂きます。ひつまぶし。流儀に従ってまずはそのまま、次にわさびを入れて、最後にダシをかけたお茶漬け風で食します。

さてひつまぶしを食べ終わる頃には、お土産を買う時間を考えるとそろそろ名古屋駅に行ってないと、って言う時間になっていました。

丁度お店の前がバス停だったので、名古屋駅行きのバスに乗り込みます。
おおよそ1時間弱もあれば買い物は間に合うでしょう、と言うことで19:24発のぞみの指定席を確保。

時間にして9時間弱の滞在。
駆け足でしたが20年ぶりに訪れた名古屋は、懐かしかったりでした。
新横浜までの帰路は約1時間半の旅。

お土産は地域限定版のスナック菓子を買いました。

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