富士宮やきそば

投稿者: | 2019/08/31(土)

8月ももう終わりですが、青春18きっぷが2回分余っています。
嫁とオデカケして消化する段取りは早くに決まったのですが、どこに何しに行くかで迷ったんですよね。浜松餃子にするか、宇都宮餃子にするか。

最終的にはJR身延線乗り潰して富士宮でやきそばを食べてくることになりました。餃子どこいった。
あとまぁJR身延線乗り潰しの旅は去年夏の青春18きっぷで1回やってるんですけどね。

朝は最寄り駅にて入鉄。普段ですと乗車駅証明書の発券が必要なのですが、窓口が開いていました。
予定していた1本前の電車が急病人救護の為5分遅れで到着しました。
これどうなのかな、予定早回しになるのか変わらないのか…、と思っていたのですが結論から言えば早回しになりました。

去年夏の身延線乗り潰しは豊田駅始発甲府行の普通電車に、始発から乗りたいが為に豊田駅まで行って乗ったのですが、その電車に八王子から乗ることになりました。
予定ではその後の快速電車で高尾駅で乗り換える予定でしたので、このまま乗り換え無しで甲府駅までレッツラゴーです。
残念ながらロングシートですがね。

八王子発08:12の甲府行き普通電車の、甲府駅到着時刻は10:09と乗車時間2時間ほど。
ここから身延線の電車になりますが発車時刻は10:59と乗換待ちが50分あります。トイレを済ませ一旦改札を出て周辺で到着証明の写真撮影をしてきました。
去年はこの時点までで既にお酒が入っていて、暑さと面倒臭さでそんなことはしなかったんですよね。

また今回は駅スタンプがあれば持参したノートに積極的に押していきたい方向だったので、それもあって勇んで改札をでたのですが、駅スタンプは改札内にありました。

改札外には出ましたが駅舎と駅前広場にあった建物や像の写真を撮っただけで、そそくさと戻ってきてしまいました。やっぱり暑かったので。
再び改札を通って駅スタンプを押印、駅スタンプは改札を入ってすぐのところにありました。
ドリンク等々を買って電車を待つことにしました、がっ、去年は身延線ホームとの境にあったNewDaysでお酒とおつまみを調達したのですが、今回行ってみたら残念ながら閉鎖されていました。
仕方なく改札階のNewDaysでコーラとお菓子を購入します。嫁と移動するときは原則お酒抜きの習わしなのですが、目的地の富士宮駅まで2時間半ほどの乗車となりますから、お菓子とジュースぐらいは買っておかないと間が持ちません。

そして再びホームに降りると折返しの電車は既に到着していました。まだホームに残っている人達が待っている様で折返し電車に乗れるのか乗っていいのか少し迷いましたが、待っていたのは後からやってきて先に折り返して発車してゆく特急列車待ちの人達でした。
乗り込んだ普通列車の方はトイレ付きの2両編成。トイレのある車両の方でボックスシートの一角に座り発車待ちです。

因みに発車の5分ほど前に高尾大月方面からの中央線が到着、発車直前まで乗換え客が慌ただしく乗り込んできますが、正直なところ2両編成の電車に5分弱の乗換えで乗って席が空いているわけないよね。家族連れが右往左往あたふたしてたけど、家族連れで座りたいならせめてもう一本早いので来ないと駄目だと思う。
ボックス席はそれぞれ3~4人が座り、何人か立ったままって程度の混雑具合で、定刻通りに電車は発車しました。

途中駅で徐々にお客さんは降りて行き、景色がいよいよ山の中になってきた頃には、車内の各ボックス席はグループ客が寛ぐ様なゆったりした空間になってきました。
対向車両の待合せ交換駅では停車時間も長く取られているの様で、ずっと揺られ続けていると言う感覚はなくノンビリとした旅でした。あと朝早かったのでかなり眠かった。
雨が降るかも的な天気予報だったので雨具も用意していたのですが、いい感じの青空と程よい雲。道中ずっと景色は良かったです。

13時半過ぎに富士宮駅に到着。既に旅も終わりと言ったカンジのお疲れ具合ですが、ここからが本番です。

まずはお目当ての富士宮やきそば。
当初検討していたお店は「富士宮やきそば学会アンテナショップ」なのですが、行ってみて大人気大行列では目も当てられません。
行きずりでもいいので何かしら良いお店が空いていれば…と思って駅前通りを歩いていたところ、路地を入った先のお店がグランプリを取ったお店だって看板がっ。路地を入りお店の前から中を窺うと席は空いていそうです。少し遅いお昼ごはんですが、富士宮やきそばいただきます。

虹屋ミミさんは細い路地の中ほど、テイクアウト専門のクレープ屋さんだよって言われても納得してしまう程の、そのくらいの恐らく10人は入れないであろう小さな店構えです。
注文は勿論やきそばのミックスといかにくのふたつ、これを嫁と半分こでシェアすることにしました。他にお客さんは一組だったので、それほど待たずに済みましたよ。
ミックスには半熟サニーサイドアップな目玉焼きが乗っていますが、普段は目玉焼きの黄身を崩すのは嫌なのですがそこはシェアする都合上崩さざるを得ず、そしていざ崩してみると黄身とトロリ絡んだ焼きそばがとても美味しい大満足の一品でした。いかにくの方も存分にモチモチしてて食感良くこれもまたしても美味しいです。
うん、端的に言っておすすめです。ごちそうさまでした。
食べてる最中にテイクアウトのお客さんが来ていました。テイクアウト出来るのであれば、ここでテイクアウトして身延線、甲府行きの電車の中で食すというのも旅情があっていいかも。

食後は次の目的地、富士山本宮浅間神社。
「富士宮」はつまるところ「富士のお宮」、こちらにお参りすることも今回の旅の目的の一つです。
裏路地と言った趣の道路を通って神田通りに出てました徒歩西進、程なく大きな鳥居が見えてまいりました。

後で調べるとこの鳥居は二之鳥居で、左手奥に遠くに見えるもちっと大きなサイズの鳥居が一之鳥居の様です。ただまぁ知らなかったのでそのまま二之鳥居から参拝しました。富士山も山頂に雲を冠っていて全容は見えずで、少し残念でした。

参拝後に御朱印も頂きまして西門から退出しました。
ぽつりぽつりと雨も降り始めお天気的にはちょっと嫌な感じです。一之鳥居のある世界遺産センターに向かいます。
途中お宮横丁で当初検討していた「富士宮やきそば学会アンテナショップ」を発見、富士宮やきそばのお店が何店か出店している様で、いくつかのお店に囲まれた真ん中のスペースにはテーブルが置かれていて、やはり人がいっぱい居り大繁盛で盛り上がっていました。こちらは次の機会にまた訪れたいですね。

富士富士宮由比線から朝霧富士線を歩きまして、一之鳥居は富士山を背景に写真を一枚。
世界遺産センター付属の施設の様でパッと見ありがたみが薄いのが残念ですね。実際一之鳥居と思わず写真を撮っただけで素通りしてしまいましたし…。
残念ながら世界遺産センターには寄っている時間がありませんでした。こちらもまた機会があれば訪れたいところです。

さてそろそろ予定していた電車の時間が近づいてまいりました。本日の目的はすべてつつがなく終了、後は事故なく帰るだけです。
神社からは西富士宮駅の方が近いということで、神田通りと朝霧富士線の間の道路を徒歩西進します。
結構遠い様な気がするんだけど大丈夫だろうか、と結構焦りながら歩きましたが、結果から言えばギリギリ間にあいました。

西富士宮始発の富士行き普通電車、トイレ付きの様ですがロングシートでした。
暑さで汗だくで着替えたかったのですが、電車がすぐ発車しちゃうので駅のトイレには寄れず、車内のトイレは編成最後尾らしいのに先頭車両に乗ってしまったので行き辛く。

富士駅には20分ちょっとで到着。他の乗客の皆さんは5分程で発車する電車に乗換えるのか、足早に電車を降りて慌ただしく東海道線ホームに降りて行きます。
富士駅での乗換えは余裕を持ってもう一本後の電車を予定していたので、せっかくなので着替えとトイレを済ませ改札を出ました。
駅スタンプも押したかったのですが、駅員さんに聞いたらスタンプはないのだそうです。残念。
また改札を出たはいいけど駅舎を撮る以外に出来ることはなさそうです。自販機で飲み物を買うくらいですかね。

せっかく改札は出たもののほぼ出てすぐに戻ることになりしょんぼり、再び改札を入り東海道線ホームへ。10分程の待ち時間で熱海行きの電車が到着しました。トイレ付きの様ですがこれまたロングシートでした。
熱海駅までは20分程、傾いた陽で車窓の景色は黄色くて眩しいです。途中の沼津駅、三島駅では大きな乗換駅だけあって乗客が多く入れ替わりました。函南駅を過ぎ長いトンネルを抜けると到着です。

熱海駅ではもともと1時間程の余裕を見ていましたが、何なら電車は遅くまで出ていますので、もうここまで来たなら帰ってきたかの様な安心感がありますね。まだ静岡ですが。
さて早速駅前足湯を、と思ったのですがお湯がすっかりり抜けていました。まったくもって失念していたのですが駅前足湯は16時迄の営業なんですね。随分と遅刻しての到着では致し方ありません。
しかしそうすると熱海駅でやることがすっかりなくなってしまいました。強いて言えばお土産買うくらいですかね、ご自宅用に。

熱海駅は結局予定より早く20分程の滞在で撤収しました。そしてそういえばもうすっかり駅スタンプのことを忘れていました。熱海駅に駅スタンプってありましたっけね?(^^;)
JR東日本の乗り慣れた東海道線の車両はもちろんロングシートでした。おそらく編成端の方の車両に乗ればボックスシートもあったんでしょうが、疲れてたし、すぐ発車するし、座れたし。

小田原駅まではやはり20分程、車窓に海を見ながらの移動です。小田原駅からは小田急線のロマンスカーに乗ります。これも昨年のJR身延線完乗の旅と同じです。従って青春18きっぷの出番も小田原駅まで。
小田原駅では乗換えにアタフタしたくないので、やはり乗換え等の時間に20分位の余裕を見てロマンスカーを予約しました。そんなわけでせっかく時間もありますし、到着後は改札も出ますので、一旦小田原城を望む駅舎外のペデストリアンデッキまで出てみました。
夕暮れ時のまだ明るいけどもう暗い、そんな感じの光線具合の空を背景に小田原城がありました。遠目に見える限りではこの時間でもまだまだ観光されている方も多そうですね。

いつものSuicaで小田急線改札を通過しました。ここからは青春18きっぷの旅ではなく、旅の帰路と言ったところでしょうか。
予約しておいたロマンスカーは箱根方よりの運行ですので、発車時刻の直前までその姿はありません。案外風がなくホームは蒸し暑いですね。汗だくになりながら新幹線ホームから聞こえる通過列車の轟音を聞いて待っていました。
ロマンスカー車両VSEが入線してきたのは発車時刻の1~2分前位、結構ギリギリに到着するんですね。降りるお客さんは居ない様なので、ドアが空いたらそのまま直ぐに乗り込みます。席に座ったらさほど間を置かずに発車しました。なんだか慌ただしいな。

小田原駅から新松田駅までは酒匂川右岸側の平野部を、箱根の山を左手に見ながら走ります。
陽は山の向こうですがまだ少し明るい、そんな夏の夕方っぽい景色が旅の終わりにふさわしい印象です。
やがて車窓は山中の木々の景色、県央部の町並みを見下ろす景色、田園風景と移り変わり、いよいよ町中っぽくなってくると町田駅に到着。
この旅の終点です。お疲れさまでした。

https://rapturous.blue/~altarf/rail/trplog/seishun18/fujinomiya2019.html

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