迷惑メールを指す「spam」がホーメル社製ランチョンミート缶詰「SPAM」由来と言うのは結構有名な話と思いますが、和製ファイル共有ソフトの「Winny」は日本ハムの皮なしウインナーの「ウィニー」とはなんの関係もありません。
ぃゃまったくの余談ですが。
「Winnyネットワークから消えるファイル」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/16/news115.html
Winnyのネットワークに機密情報が漏洩流出した場合、これまでの認識だとWinnyネットワークそのものを根絶でもしない限り、それらの回収削除は不可能と言うのが確かに定説だったわけですが。
ただ実際のところ広く知られているWinnyの挙動だけで考えてもそもそも不可能と言うのが言い過ぎで、Winnyネットワークに接続されているPCから「せ～ので全てのファイルを消してしまえば」今までもWinnyネットワークから漏洩データは消すコトが出来ます。
検索されれば長く残る仕組みなので、ニュースになったり掲示板に書き込みされれば当然検索されてしまうので、長期に共有されるのも仕組みとしては既知なのではないかと思います。
今回の調査はソレを実際にWinnyネットワークを観測して裏付けたトコロに価値があるわけでして、こういう取り上げ方はむしろ良くないような気もしているわけですな。
これを根拠に「情報漏洩しても公表しませんでした」とくだらない言い訳をする漏洩者が現れないことを祈るばかりですな。